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朱淑眞について


李清照(1084年 - 1153年)と同時代に生き、李清照と並んで宋代女性作家の双子星座と称されるのが朱淑眞です。
朱淑眞【朱淑真しゅしゅくしん。「朱淑貞」とするものもある】は、幽棲居士と号した女流の詩人です。祖籍は歙州(州治今安徽歙縣)ですが、生活したのは銭塘(今の浙江省杭州)の西湖の湖畔(涌金門付近)とされます。詩画音律に通じ、詩は風格宛約、「断腸詩集」十巻、「補遺」一巻、「断腸詩集後集」七巻、「断腸詞」一巻があり、斷腸詞人」と呼ばれています。
北宋末から南宋初にかけて生きた詩人ですが、彼女の生前の事跡について、詳しいことは分かりません。生卒年も確定できないようです。一説に、北宋神宗元豊二〜三年(1079〜1080)に生まれ、南宋高宗紹興初め(1131〜1133)に卒し、五十一〜五十二歳で生涯を終えたとされます。
一一八二年に朱淑真の作品を最初に編纂した南宋の魏仲恭は、序文で「武林(今の浙江省杭州)へ行くと、旅の宿で好事家がしばしば朱淑真のうたを歌い伝え謡っていた。ひそかにこれを聞くたびに、一唱して三嘆しないものはない。私は嘆息するだけではたらず、筆をとってこれを写し、いささかでも九泉(死後の世界)の寂寞のほとりにある可憐な魂を慰めようとした」と書いています。
さらに、「若い頃から不幸で、両親が慎重にふさわしい配偶者を選ぶことをせず、市井の民の妻となった。一生鬱々として本志を得なかったので、詩には「憂愁怨恨」のことばが多い。風月に対するるに、またものに触れるたびに、いつも詩に寄せ、胸中の満たされない気持ちを表現した。しかし、ついに才能を認めてくれる人を得ず、心ふさいで楽しまず恨みを抱いたまま世を去った」と記し、悲愁のうちに過ごした人生だったといいます。



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